(2019年4月5日公開動画より)
新元号が『令和』に決まった。
なので『平成の座敷わらし』を
自称していたぼくも必然的に
『令和の座敷わらし』になる。

今後は『令和の座敷わらし』
ということでよろしくお願いします。

ぼくがいることで、周りの人たちが
どんどんプラスになっていく。
そんなパワーをみんな感じてるはず。

その最たる例が、ここ西日暮里の
喫茶店『フィレンツェ』常連の
坂本頼光さん。あそこに座ってる。

活動写真弁士の坂本頼光さんが
『日本芸術文化振興会』の
金賞を受賞した。これはすごい。

頼光さんは『サザザさん』っていう
イカレたアニメーションを作ってて、
それもすごいんだけど、

それに加えて、活動写真弁士として、
文化庁とか国が認めるような賞の
金賞を取ってるんだから。

しかも今年の冬に公開予定の
周防正行監督の『カツベン!』
ていう映画にも関係してるみたい。

(近くの席にいた頼光さんが乱入)

頼:おかげさまで、いつもどうも
  お世話になっております。

ピ:最高ですよ、頼光さん。

頼:もう先生のおかげです。

ピ:いやいやいや(笑)

頼:12月に封切られるのでぜひ。

ピ:『カツベン!』ってつまり活弁、
  まさに頼光さんの職業がテーマ。

頼:そうなんです。

ピ:今、日本に活動写真弁士って
  何人いるんですか?

頼:一応10人いて、コンスタントに
  活動してるのが5人くらい。

ピ:この映画の主役は?

頼:成田凌さん。

ピ:頼光さんが演技指導してる?

頼:そう一応、いや活弁指導。

ピ:周防監督って
  めっちゃ有名な人ですよね。
  そんな人がたまたま頼光さんの
  ライブを事前に見てたんですよね?

頼:去年の上半期は我々のやる公演先に
  周防監督と脚本家の方とか、
  製作会社の人たちがいるわけですよ。

ピ:客席に普通にいるんですか?

頼:そう、それで周防監督はテレビでも
  見たことがあって顔も知ってるから
  ざわざわ…ってなるわけですよ。
  これは何かあるんじゃないのかと。

ピ:この映画の存在がわかる前から
  何か動いてるのを感じていたと。

頼:そうそう。

  それで、日暮里のサニーホールで
  毎月1回、無声映画鑑賞会を
  やってまして。
  
  公演が終わってから
  近くの中華屋さんで
  食事をしてたら後ろの席に偶然
  周防監督もいらっしゃって。
  
ピ:それまたすごい偶然。

頼:ここはさすがに挨拶を
  しなきゃいかんと思って。

ピ:じゃあそこで初めてお話を?
 
頼:そうですね。挨拶したら
 「あら、見つかっちゃった」
  みたいな顔をされて。
  
ピ:すごいね。運命的ですね。

頼:それで監督から
  「実は考えてる企画があって」
  「いずれご連絡します」
  「サザザさんも見ました」
  という感じで。

ピ:『サザザさん』も知った上で
  オファーを出してるのもすごい(笑)

頼:実は最初は断ったんですよ。

ピ:えぇ!?なんで!?

頼:僕は鬱病なんですって言って。
  それで変な事ばかりやってるから
  何か間違いでもあったら大変だと。

ピ:あー確かにその気持ちすごくわかる。
  ぼくが任天堂から
 「ゲーム出しませんか?」って
  話あったら同じようになりそう。

頼:まさにそれと同じですよ。
  僕が妨げになったら申し訳ない。

  まあでもそれからなんだかんだで
  撮影に立ち会ったり指導したり。
  いろいろありました。

ピ:大きな荷物を抱えてゲッソリして
  どこかに向かう頼光さんと
  何回もすれ違いましたもんね。

頼:地方ロケが多かったんです。

ピ:これはもう絶対に劇場に
  観に行かないとですね。

  花形演芸大賞の金賞も
  おめでとうございます。

頼:ありがとうございます。
  一昨年、銀賞をもらって
  それで十分だと思ってましたが。

ピ:今度は金賞ですから。

頼:一番上には大賞もありますが。
  そこは爆笑問題さんや
  春風亭昇太師匠が
  取ってらっしゃる賞だから。

ピ:いやーすごい。
  頼光さんきてますねー。

  ガーッと売れた瞬間に
  「もうお前らとは住んでる
  世界が違うんだ!」とか急に
  言い出すのはやめて下さいよ?

頼:そんな、いやいや!
  同じ西日暮里に住んでますから!

ピ:ぼくたち2人、同じですよね。
  西日暮里発で。
  ありがとうございます。

頼:それでは私はこのへんで。
  またこのあと1人で
  誰かの悪口とか言うんですよね?

ピ:はい、そうなんです。
  いつもすみません…
 
頼:みなさんどうもお邪魔しました。

ピ:本当にありがとうございました。

(頼光さん席に戻る)

頼光さんよかったなあ。
ぼくたちは西日暮里の至近距離に
ずっと住んでて。同じ地場の歪みから
生まれたキチガイなんで。同世代だし。

こうして、周りの人たちが結果を
出していくっていうのは良いことだ。
『令和の座敷わらし』のパワー。

で、こうやって言ってると、
本当にそんなパワーを信じる人が
出てくる。ぼくはオカルトとか
一切信じてないけど。

でもこうやって言い張ることで、
勝手に周りにいる人が
信じてくれたらシメたもの。

何もしてないのに勝手に
「ありがたや、ありがたや」
とか言ってくれたりして。

なのでぼくは一切オカルトを
信じてないけど、今後も引き続き
『令和の座敷わらし』を
自称していこうと思ってる。

でも実はオカルトと言い切れない
ところもある。それはぼくは
常日頃から周りにいる人に
プラスになってほしいと思って
動いてるということ。

その気持ちは別に直接的に影響を
与えてないかもしれないけど、
そういう気持ちを持ち続けてるのは
大事なこと。
えらいでしょ。

自分を信じてくれてる人を
意図的に裏切るようなことは
絶対にしないし。

(文字起こし協力:視聴者Bさん)