(2019年3月13日公開動画より 6:06~)
最近、周りの底辺漫画家仲間たちが
『SNS漫画家』として覚醒しつつある。
Twitterをやってて気づいた。

浦田カズヒロさんが自身のTwitterで
公開していた「学生時代の自分は
モブキャラだった」っていう漫画が
ぼくのタイムラインにも
よく流れてくる。何度も見るから
バズってるのかな?と思った。


よくみたら毎回リツイートしてるのは
浦田カズヒロ本人だった。
わざわざ自分でリツイートしては
取り下げて。それを繰り返してた。

ウザいけど、このやり方は正しい。
反響が多かった漫画のツイートは
何度も別の時間帯にもタイムラインに
上げることで、いろんな人に
見てもらえるようになる。

それでさらに『いいね』や『RT』を
稼いで育てていく感覚。そうすると、
その漫画のツイート自体が成長して
大人気漫画みたいな感じになる。

これから漫画家として立ち回る時に
一番大事なのは自分を『SNS漫画家』
として意識することだと思う。

出版社に原稿をおさめて、
拡散は出版社におまかせするような
やり方ではこの先は生きていけない。

自分がメディアになるという意識。
例えばTwitterに10万人の
フォロワーがいるなら
10万人の読者を持っている
メディアということになる。

雑誌もTwitterも
メディアという意味では同じ。

今の時代、10万部売れている
雑誌なんて数えるほどしかない。

10万人のフォロワーを持っている
漫画家が漫画掲載の告知ツイートして
そのフォロワーの中の1%でも
雑誌を買ってくれればありがたい。

結局は自分のメディアを
持ってる者が一番強いということ。

だからこそ自分発のコンテンツを
増やして自分自身がメディア化する
という意識を強く持って立ち回る。

Twitterのフォロワー数や
YouTubeのチャンネル登録者、
ブログのPVも全部が武器になる。

自分のコンテンツの権利は
できるだけ自分だけで管理したい。

よくある話として、漫画がドラマ化
した時に漫画家にはそんなにお金が
入ってこないという。

「ドラマ化すれば単行本が売れて
印税も増えるからOKでしょ?」
っていう考え方。これはドラマ化の
交渉を映像制作会社と出版社とで
やっているから。

ドラマ化の権利自体で儲かるのは
出版社ということになる。

『やれたかも委員会』という
SNSで人気になってドラマ化した
漫画がある。これは全ての権利を
作者の吉田貴司さんが持っていて、
ドラマ化の交渉なども吉田さんが
自分で窓口になって映像制作会社と
契約して進めていった。

そうすることで出版社経由で
ドラマ化する時とは比べものに
ならないほどの利益が吉田さんに
入ってきてボロ儲けできたという。

今から漫画家という職業を
目指すのなら、こういう方向を
意識しないといけない。

これまでのように出版社に頼って
雑誌に掲載されて原稿料をもらって
生きていく漫画家は消えていく。
その道はあきらめた方がいい。

目指すんだったら
『SNS漫画家』というか
自分がコンテンツホルダーとして
個で立つことを意識してほしい。

自身に影響力をつけて、
PVを稼げるようになっておけば
それをお金にかえる手段は
いくらでもある。

自分に影響力が無いから
出版社に拡散してもらおう
なんて考え方は甘えでしかない。

…というわけで、ぼくも今日から
『SNS漫画家』になろうと思って
自分が過去に描いた漫画を漁ってみた。

SNSに向いてるイイ感じの漫画が
どこかにないかな~と思って。

そしたらなんと、1つも無かった…。
ぼくの漫画家としての20数年は
なんだったんだろう。




ごらんのとおり。
クソみたいな下ネタの漫画ばかり。
こういうのは女性が気軽に『いいね』
できないし、SNSには向いてない。

万人向けで、笑えたり感動できたり
かわいかったり、あるある系で
共感できたりしないとダメ。

なのでぼくは『SNS漫画家』に
なるのもあきらめました。