世界中でプレイヤーが増え続けている
『テキサスホールデム』のルールを
できるだけわかりやすくまとめました。

◆◆役の強弱◆◆

ポーカーでは5枚のカードを
組み合わせて役を作る。

一番強い役を作ったプレイヤーが
賭けたチップを総取りできる。

弱い役から順番に紹介していく。


【ハイカード】
poker01
ペアもマークも何も揃っていない状態。
ポーカーで最も弱い役。

ハイカード同士でも強弱があり、
大きい数字を持っている方が強い。

ポーカーでは一番大きい数字が『A』で
一番小さい数字が『2』になる。
このルールは全ての役に当てはまる。

『ハート』や『ダイヤ』などのマークは
役の強弱には関係なし。

【ワンペア】
poker02
同じ数字のカードが2枚ある状態。

【ツーペア】
poker03
同じ数字のカードが2枚ずつある状態。
ワンペアが2つ。

【スリーカード】
poker04
同じ数字のカードが3枚ある状態。

【ストレート】
poker05
数字が順番に並んでいる状態。

特例として『A』のみ『10-J-Q-K-A』と
『A-2-3-4-5』の2つのパターンで
使用できるが『Q-K-A-2-3』のように
上と下を繋げて使用することはできない。

【フラッシュ】
poker06
同じマークが5枚ある状態。

【フルハウス】
poker07
同じ数字のカード2枚と、
同じ数字のカード3枚の組み合わせ。
ワンペア+スリーカード。

【フォーカード】
poker08
同じ数字のカードが4枚ある状態。

【ストレートフラッシュ】
poker09
数字が順番に並んでいて、
さらにマークも同じという
滅多に出ない最強の役。

その中でも一番数字の大きい
『10-J-Q-K-A』の組み合わせは
『ロイヤルストレートフラッシュ』
と呼ばれる。


◆◆手札と場札◆◆

『テキサスホールデム』の
一番の特徴は手札が2枚ということ。

自分にしか見えていない手札の2枚と
場に出される5枚の場札を
組み合わせて役を作ることになる。
poker10
場に出ている5枚は相手も利用できる
共通カードとなるので注意が必要。

手札と場札の計7枚の中から
最高の5枚を選んで役を作る。


◆◆チップ=生命◆◆

ポーカーは2人いればゲームは
可能だが、世界大会ともなると
7000人以上が参加する。

参加費と引き換えに全ての参加者に
同じ枚数のチップが与えられ、
全員が同条件でスタートする。

このチップがプレイヤーの
生命となる。チップを賭けて
ひたすらポーカーを繰り返し、
チップが無くなったら脱落。

脱落した順に順位が決定していく。
最後の1人に全てのチップが
集まるまでゲームは続けられる。

7000人規模の世界大会ともなると
最後の1人が決定するまでに
10日間くらいかかる。


◆◆ベットラウンドは4回◆◆

1ゲームの中に
チップを賭ける場面(ベットラウンド)
が4回存在する。

【第1ラウンド(プリフロップ)】
poker11
手札の2枚が配られた時点。
ちなみにこの時点での
最強の手札は『A・A』になる。

【第2ラウンド(フロップ)】
poker12
場札の5枚のうち3枚が
オープンになる。

この場面での最強の手札は
『5・7』の『ストレート』である。

【第3ラウンド(ターン)】
poker13
4枚目の場札がオープン。
この場面では
『ハート2枚(1枚はハートのK)』
の『フラッシュ』が
最強の手札に変わる。

場札が増えるごとにその時点で
考えられる最強の手札が
変化していく。

【第4ラウンド(リバー)】
poker14
場札5枚が全てオープンする。
ここで『4・4』の手札を持つ
『フォーカード』が
最強の手役となる。

現実的なところだと
『A・A』『8・8』『6・6』『A・4』
『8・4』『6・4』などの手札で
『フルハウス』が完成していれば
勝てる可能性は高い。

このように、
『ストレート』→『フラッシュ』
→『フルハウス』と

逆転につぐ逆転が起こりうるのが
『テキサスホールデム』の
面白いところ。

第4ラウンドに進むまでにも
相手が降りればその時点で
ゲームは終了となり、
勝ち残った者が場に出ている
全てのチップを獲得できる。

つまり、手役の強弱に関わらず
相手を降ろすことさえできれば
勝者になれる。

この心理戦こそが
ポーカーの醍醐味と言える。


◆◆ベットラウンドでの行動は3つ◆◆

各ベットラウンドで自分が取れる
行動はいつでも基本的には
『降りる』か『合わせる』か
『上乗せする』の3つ。

参加者の賭けたチップ額が
同額になった時点で
次のラウンドに進むことになる。

発声が優先になるので、
チップを動かす前に
声に出すことをオススメする。

ベットラウンドで使う
主なポーカー用語は以下の6つ。

「フォールド」

手札を捨ててゲームから降りる。
この時点で負けが確定する。

「チェック」 

チップを賭けずに次の人に回す。
(※前に誰も賭けてない時)

「コール」  

前の人が賭けたチップ額に合わせる。

「ベット」  

自分からチップを賭ける。
(※前に誰も賭けてない時)

「レイズ」  

賭けられたチップの倍以上を上乗せする。

「オールイン」

自分のチップ全てを賭ける。
(※ベットやレイズの一種)


◆◆強制ベット(ブラインド)◆◆

ここまでのルールを見て、
頭の回転の早い人であれば
1つの必勝プレイを
思いつくかもしれない。

「いい手札が来るまで全部降りて
いい手札が来た時だけ勝負する」
というもの。

この考え方に到達できただけでも
素晴らしいことだが、残念ながら
ポーカーでそのプレイは通用しない。

なぜなら『ブラインド』と呼ばれる
『強制ベット』を1ゲーム毎に
場に出さなければならないから。

さらにこの『強制ベット』は
時間経過やゲーム回数によって
どんどん上昇していく。

降りているだけでは
チップが減り続けてしまうので
どこかで覚悟を決めて
勝負しなければならない。


◆◆奥深いポーカーの世界◆◆

『テキサスホールデム』の
簡単なルール紹介は以上。

とりあえずここまで覚えるだけでも
実際にプレイすることは可能。

この簡単なルールこそが
『テキサスホールデム』が爆発的に
流行している理由でもある。

そして、ひとたび足を踏み入れると
その先には知れば知るほど
奥深い世界が待っている。

海外では分厚い戦術書が
いくつも発行されているほど。

今後、国内にもカジノができるので、
ますますポーカーへの注目度が
高まっていくことは間違いない。

すでに日本でもポーカープレイヤーは
増え続けている。

ぜひこの機会に奥深いポーカーの
世界に足を踏み入れてほしい。


【動画でルール紹介】
https://www.youtube.com/watch?v=H3A-eWnd4pc

【実践オンラインポーカー攻略動画】
https://www.youtube.com/watch?v=Qzrn6hiP8hA