(2019年1月8日公開動画より)
今日はスペシャルゲストとして
クズ漫画家仲間の押切蓮介さんに
お越しいただきました。
『ハイスコアガール』や
『ミスミソウ』でおなじみの。

ピ:ぼくと押切さんは最近までは
  絶縁状態だったわけですけども。

押:まあ絶縁ってほどでもないけど。
  一緒に『かめっちTV』も出たし。

ピ:実はこうやって押切さんが
  ぼくの配信に来てくれるのは
  今回が初めてじゃないんですよね。

押:そうそう。自主映画を一緒に
  作ってた時だね。2013年くらい?
(※2011年10月でした)

ピ:ただそのあと押切さんには
  いろいろあったから。
  ハイスコアガールが売れたり。
  落ちたり。でも去年は
  アニメ化もしたり。
  
押:紆余曲折ありすぎましたね。

ピ:ぼくが押切さんと出会った頃は
  すでにヤンマガで連載してたっけ?

押:まだ連載してなかった。
  読切とか描いてた頃かな?

ピ:当時の押切さんの記憶で
  ずっと覚えてることがいくつかある。

押:なになに?

ピ:ぼくがメダルゲームにドハマリして
  池袋までの定期券を作って
  毎日ゲーセンに通ってた時のこと。
  
  時々、貯めたメダルをみんなで
  使いまくる日を作って、押切さんや
  見ル野栄司さんとかクズ漫画家に
  来てもらってた。
  
押:あー、行った行った。
  当てた記憶がある。

ピ:押切さんルーレットやってて。
  ずっとメモを取りながら。
  この人、気持ち悪いなと思った。

押:そうそう(笑)
  あれは法則があるんですよ。
  
  中学時代からずっとつけてた
  メモがあって、全部記憶してた。
  20が来たら次は21~29が来やすい
  みたいな感じで。

ピ:実際それでメダル増やしてたし。
  あの時、増やして返してくれたの
  押切さんだけだった。

押:見ル野さんたちはメダル落としや
  競馬ゲームで全部無くしてて。
  懐かしいなあ。池袋でやったなあ。

ピ:もう1つぼくがよく覚えてる
  押切さんとの記憶。これはもう
  ヤンマガで『でろでろ』の連載が
  スタートした後のことだけど。

  『恋の門』っていう映画に
  一緒に出たことがあって。
  これ黒歴史でしたっけ?
  
押:懐かしい。黒歴史じゃないです。

ピ:ぼくと押切さんと清野とおるは
  全国公開の映画に出てるんですよ。

押:コミケ会場のシーンのエキストラ。
  松尾スズキ監督の映画ね。

ピ:あの時に主演の松田龍平さんが
  押切さんの漫画にだけ反応して
  「めちゃくちゃ好き!」って言って
  テンション上がってた。

  ぼくや清野とおるの漫画はスルーで。
  やっぱ『でろでろ』すごいと思った。

押:その後は何も交流も無いけどね。
  でもあの時、ピョコタンもいい役
  もらってましたよね?

ピ:ぼくはコミケスタッフ役で
  「開場しまーす」ってセリフもらった。
  押切さんもゲロを拭く役とか
  もらってなかったっけ?

押:いや、あれはオレたちじゃない。
  清野くんが危なっかしいことばかり
  言うから敬遠されてた。

ピ:松尾スズキ監督にね。
  ぼくは従順だったから
  コミケの開場を任されてますから。

  打ち上げでも清野&押切のヤバさは
  際立ってたね。目の前に座ってる
  大御所漫画家の歌を作ってたり。
  ニヤニヤしながら。

押:クソ懐かしいな(笑)やりましたね。
  山本直樹さんやしりあがり寿さんの。

ピ:あの歌、今でも耳に残ってる。
  やまもとやまもとやまもとなおき♪

押:よく覚えてますね(笑)
  あれ実はぼくのウェブサイトで
  公開してたんですけど、

  ちょうどハイスコアガール事件の
  時に倫理観を問われたらまずいと
  思って消しましたね(笑)

ピ:そこで消したんだ(笑)
  ずいぶん長く公開されてたんだ。

  そういうこともあって『恋の門』は
  今観たらまた別の意味で面白いかも。

押:そうだね。あの時は痩せてたし。

ピ:それにしても『ハイスコアガール』は
  売れましたね。すさんだゲーセンの
  世界にトキメキ要素を追加して。

押:まあ商売のためにね。

ピ:当時のゲーセンに通ってたぼくたちも
  トキメキなんて一切無かったからね。
  
押:うまいことやったでしょ?

ピ:天才だよ。『ピコピコ少年』の方が
  ぼくたちのリアルに近いけど、
  そっちはそんなに売れてないよね?

押:全然売れてないですね。

ピ:そこに1つトキメキを乗せると
  こんなに売れるって。本当すごいよ。

押:どっちかというとオレは
  『ピコピコ少年』のが好きだけどね。

ピ:ぼくたちピコピコ少年だからね。